タイミング

小学生以上のジュニアクラスではバレエスタンスとアンドオールに力を入れて指導しています。幼いうちは、みんな反り腰なので足首だけを捻ったような形だけのアンドオールは禁物です。それから海老反りや前後開脚、横開脚、Y字バランスなど一切やりません。この年齢はまだ股関節のソケット部分に大腿骨の先がはまりきってないから、無理なことをすると極端なO脚やX脚になったり、骨が変形したりする可能性が大。キレイに美しく姿勢良く品よくなりたくてバレエを始めたのに、気づいたらバレエやってない人の方がキレイ!?ってことになるかもしれません。骨が変形🦴?って聞くと怖くなってきますが、無理矢理、脚を開いて後ろから先生が押さえつけるとか、前述した海老反りをやらなければ、そんな恐ろしいことにはなりません。安心してください。

そして、ウチのスタジオでは小学1〜2年生のうちは1番も90度くらいでヨシとしています。

しかし、3年生くらいから反り腰が真っ直ぐの骨盤になっていくタイミングを見逃さないように常に注意して見るようにしています。それから、後頭部の位置や肩甲骨が正しく広げられているか?の2点にも指導者として注目すべき点です。まず、バレエスタンスが正しくできていなければ、正しい安全なアンドオールができません。正しくアンドオールができてない=バレエじゃないということになってしまいます。悲しいですよね😢、バレエ習うために時間、労力、お金を使ったのにバレエじゃなかったなんて、、、。

それから、正しいアンドオールができていないと、捻挫や肉離れ、靭帯損傷、骨折などのリスクが増えてきます。ウチの生徒にはそんなリスクを負ってもらうわけにはいかないので、レッスン時には何度も同じことを言っています。言っても分からない場合は私の説明不足かもしれないので触って直します。触って直すことに関しては賛否両論ありますが、私は触って直してもらった方が分かりやすかったので自分の生徒にも同じようにしています。「はぁ〜またか〜」とげんなりされようが、ちゃんと基礎が理解できるようになるまでは、しぶとく小姑のように言いますね。

最近、嬉しい報告。小学3年生のお子さん2名、アンドオールがちゃんとできるようになりました。90度のアラベスクも美しいです。発表会が楽しみ!

↑この生徒さんは中学生ですが、開脚や海老反り、前屈、、、何もやっていません。でも、ちゃんと脚は上がります。そもそも、海老反りや開脚をしたら必ず脚は高く上がるのだろうか?疑問です。それにしても、前のスタジオは古かったなぁ、、、。2年間も