横開脚とアンドオールの関係性

ブログで何度も「うちのスタジオでは意味のない開脚はやりません」と書いているので、「あーまたか〜」というかんじに思われる方もいるかもしれませんが、今日は横開脚について書きたいと思います。床に座って脚を横に開いて180度。180度までが無理だったら壁に向かって後ろから先生や友達にギューギュー押してもらう。うちのスタジオもコロナ前まではやっていました。それをすることで、アンドオール(股関節の外旋)や脚を横に上げやすくなることに繋がると教えられ、それを信じていたから。

しかし、横開脚で脚が180度開いても正しいアンドオールには繋がりません。そもそもアンドオールとはお尻の下の中の方にある外旋六筋という筋肉を使って脚を外旋させるんです。だから、床に座って脚を横に開いてしまうと外旋六筋という筋肉を使うことができません。横開脚が絶対にダメと言ってるわけではないですよ。私もたまに、90度くらい開いて上半身を少し前に倒すことで内腿が伸びて気持ちいいので、ストレッチ感覚でやることもあります。ただ、横開脚のトレーニングがアンドオールに繋がることはない、横開脚🟰バレエの上達ではないということを知っておいてもらいたいのです。