発表会について思うこと

コロナ前までやっていたスタジオでは発表会に全力を注いで練習していました。そもそもスタジオの代表である私自身が「豪華な発表会を行うこと🟰指導者として一人前」という認識だったからです。毎年、大きなホールでゲストの方々に出演してもらい、立派な舞台セットを使い、時には前日に舞台を使用してリハーサルをやっていました。プログラムは印刷業者に依頼して出演者の顔写真やゲストのプロフィールやら掲載して、まるで公演のような豪華な冊子を作ったこともあります。「うちのスタジオは発表会で踊りを披露するために日々バレエのレッスンをしています。ご入会の際は発表会に参加するという前提でお願いします」と保護者の方に説明していました。もちろん、参加者は通常レッスンとは別日に何度も発表会の練習日に集まらなくてはなりません(^^;; 衣装やレッスン着や水筒やらを持って、毎回毎回本当に大変だったとおもいます。これが夏だと、もっと大変です。冗談抜きで命懸けの発表会です、、、

しかし、ある時から、「なんか違うんじゃないか?」と違和感を感じはじめました。こんな命懸けの発表会、、、。

そこから悶々と悩み考えはじめました。発表会とは生徒さんが通常レッスンでやってきた練習の成果を見せるものだと考えれば、年齢的にまだできそうもないことを無理にやろうとしたり→結局プロの物真似にしかならない、バレエスタンスが出来上がってないうちからトゥシューズを履いて踊ろうとしたり→みんな履いてるから、内心は参加したいわけじゃないけど、出ないとアカンことになってるから、、、そんなことは起こってこないわけです。

長いこと悩んだ末に「生徒さんそれぞれのバレエに対する向き合い方があっていいんじゃない?」と考えを変えることにしました。ステージでライトを浴びてお客さんの前で踊るのが好きなら発表会に出ればいいし、バレエは好きだけど人前で踊るのは恥ずかしいから今はレッスンだけで充分というのであれば、それでいいと思っています。

ホームページにも書いてあるとおり、うちのスタジオは「バレエのレッスンで姿勢が美しくなり、健康的に明るく活き活きと毎日を送ってもらうこと」をモットーにしています。だから他所のスタジオの発表会と比較したりすることは一切ありません。←これ大事

来月9月18日(日)は発表会です♡ 「あ〜楽しかった〜!」と笑顔で終われるステージにしましょうね♪ 保護者の方も「そう言えば来週は発表会やねぇ〜」くらいの気楽な気持ちでいてくださいね(╹◡╹)